■樺細工 ブラジルで注目
2023年5月17日 秋田さきがけ新報に掲載されました。
仙北市角館町の伝統工芸品・樺細工が、ブラジル・サンパウロにある日本文化の発信拠点施設「ジャパン・ハウス」で販売され、現地の注目を集めている。角館の製造販売業者は「仙北市に興味を持ち、足を運んでもらうきっかけになればいい」と期待を寄せる。
ジャパン・ハウスは日本の多様な魅力を発信してファンを増やそうと、外務省が2017年から翌年にかけてサンパウロと英ロンドン、米ロサンゼルスに開設。日本食レストランやカフェを備え、日本酒、技術力や文化を感じられる製品を扱うショップなどが入る。
サンパウロのハウスは建築家の隈研吾氏が設計し、ヒノキや和紙を使って独創的なデザインが特徴。目抜き通りにあって注目度が高く、コロナ前の19年には年間66万人が訪れた。
その中のショップでは各地の伝統工芸品など厳選された商品を販売。ここに今年1月から、樺細工の茶筒と茶さじ、一輪挿しが加わった。店員が原材料や製法などの特徴を説明すると、訪れた人は手に取って興味深そうに眺めていくという。
樺細工を扱うようになったのは、サンパウロのハウスのエリック・クルーグ館長が昨年7月に仙北市を訪ねたのがきっかけ。樺細工を製造販売する冨岡商店が角館の伝統文化を伝えるため、武家屋敷通りの店舗「アート&クラフト香月」で製品を紹介した。冨岡浩樹社長(60)は「使い込めば経年変化でより美しいつやが出る」などと説明、名刺入れをプレゼントした。
19年にロンドンのジャパン・ハウスを訪れ、日本文化の魅力を伝える発信力の高さに感銘を受けた冨岡社長。当時は商談に至らなったが、時を経て訪れたチャンスに「樺細工を置いてもらえないか」と館長に打診した。
樺細工の江戸時代から続く伝統の技、自然と共生してきた歴史に興味を持ち、製品を気に入った館長はこれを快諾。ハウス内のショップとの間をつないだことで、今年から取り扱ってもらえることになった。
冨岡商店では、樺細工を広く世界に発信することを社の理念に掲げ、コーヒー入れやパスタケースなど海外向け商品を10カ国以上で販売してきた。ブラジルともつながりができ、冨岡社長は「日本と言えば桜のイメージがあると思う。樺細工は桜の樹皮から作られており、ブラジルでもこれぞ日本と感じてもらえると思う」と話した。(大原進太郎)
■AKT秋田テレビ 【キャッチアップ・マリマリプラス】で冨岡商店が紹介されます
佐藤奈都美アナウンサーが「カワイイを探せ」をテーマにご来店、一昨日20日の撮影でした。前触れがなく本当にビックリの嬉しい1日となりました。
さて、佐藤アナの「カワイイ」は一体何だったのでしょう。乞うご期待!
≪放送日≫
AKT秋田テレビ
【キャッチアップ・マリマリプラス】9月23日(金)午前9:55-11:19
■今春の掲載情報
冨岡商店・本店併設アート&クラフト香月の情報が掲載されました。
・秋田さきがけ コミュニティー マガジン ふるさとのゆとり生活誌 郷 きょう 季節誌 春号
…11ページ
・Town Joho 2022.5 No. 447 秋田のおでかけ再発見/医療Navi 特大号/母の日 フラワーギフト
…52ページ
・月刊あっぷる 2022年4月号 あきた街NAVI 秋田さくら名所巡り
春の美味しいお弁当 人気店の春Sweets! 今ドキAKITAの工芸品 あきたのココが日本イチ!
… 47ページ
■セレクトショップ 香月コレクション(田沢湖角館観光協会)
https://tazawako-kakunodate.com/ja/shops/263
■素敵なものが沢山あります(グルコミ)
https://rubese.net/gurucomi001/?id=4107179
■手しごとで暮らしに笑顔を(秋田の手仕事、暮らしごと)
http://idsc-akita.net/teshigotokurashigoto/teshigoto_tomioka.html
■伝統にならったニュースタンダードな樺細工に注目(JR東日本 秋田支社 ココロに出会う旅「Meet the Heart」)
https://www.jreast.co.jp/akita/meettheheart/column/article05.html
■メーカーとして、ショップとして。この地の伝統を広める仕事。(都道府県型.jp)
https://xn--xgs57ni6vr9wjya.jp/interview/akita.html
■「ほしい!」を見つける ずっと愛せる東北。vol.3-1(ルチカ)
https://luccica-sendai.jp/life/11417/
■樺細工、仏デザイナーとコラボで海外へ販路開拓(朝日新聞)
https://www.asahi.com/articles/ASLBK34BMLBKUBUB002.html
■樺細工 新たな需要開拓 冨岡商店やポーラ、装飾品開発(日本経済新聞)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO35780630W8A920C1L01000/
■石と皮革の文化圏で異彩を放つ桜の樹皮のテーブルウェア(日本政策金融公庫)
https://www.jfc.go.jp/n/finance/keiei/jirei/tomiokashoten/
■樺細工の美を角館から世界へ (公益財団法人あきた企業活性化センター)